2012年10月20日土曜日

ダイナマイトの箱

 ダイナマイトの箱が積んであるという。  それはたいへんだ。鉄の拳を持っている強力の機械人間が、もしあやまって、そのダイナマイトの箱をぽかんと一撃したら、たちまち大爆発が起こって、建物も人間も岩盤さえ吹きとんでしまうであろう。 (なんだってこのおじさんは、ダイナマイトの箱なんか、たくわえているのだろう)  と、少年たちは、へんに思いながらも、博士をたすけて、地階の奥へ連れていった。 「ああ、そこに機械人間がいます」  井上少年が叫んだ。 「え、機械人間がいたか。なにをしている」  博士が、見えない目を大きくひらいて、緊張する。 「一生けんめいに、機械や何かを見ていますよ。あッ、箱を見つけました。たいへんだ。ダイナマイトと書いてある箱ですよ」 「ううむ。とうとう見つけたか。困った。手あらくあつかわないようにしてもらいたいものだが、……あッ、そうだ。さっきのふるい制御台を使って、あの機械人間を取りおさえてしまわねばならない。戸山君たち、さっき調べた旧式の制御台のところへ、もう一度わしを連れていってくれたまえ」

  医療レーザー脱毛サイト - ソララクリニック仙台 佐藤まさひでクリニックスキンケアセンター 宮城県大崎市 とにかく豆知識、面白いネタをくれ