ところが、町中をあるくと目に留まる塾の数に少しビックリしたことがありました。こんなに塾があって通う生徒がいるのかしらと思ったのです。
ある日、買い物帰りの夕方、ちょうどビルに入っている進学塾の前を通りかかると学校の制服や体操服姿の子供たちが塾に吸い込まれていくように入っていきます。塾の先生方は入り口で子供たちを出迎え、子供たちは明るい笑顔で教室へ入っていくのです。
ここには学校とはまた違った世界が広がっているのだろうと、他の学校の生徒とも混ざり合って、切磋琢磨できる環境がここにあるのだろうと思いました。
これから何時間かの塾で過ごす時間が有意義な時間となることを祈って教室を見上げたのです。