ヒット率とは個人信用情報機関に情報紹介したときに、申込者に関連する情報が抽出される割合のことです。個人信用情報機関に登録されている情報量が多いほどヒット率は高まります。このヒット率が低ければ個人信用情報機関としての信頼性が低いということになります。もちろん全く利用したことがない場合はヒットしませんが、それでも一定の割合以上でヒットしなければ信頼性が低いということになります。
今は消費者金融系のJICCに吸収されたCCBという個人信用情報機関のヒット率は低かったように記憶しています。つまり情報量が少なかったということです。JICCと合併した理由もその点にあるのかもしれません。情報量が少ないということは加盟している与信会社も少なかったということです。このままでは生き残れないと判断したのでしょう。
個人信用情報機関も民間企業なので利益がなければ経営が成り立ちません。個人信用情報機関の利益は加盟会社が利用することによる手数料です。ヒット率が低ければ利用する会社も少なく、さらにデータ量が増えないという悪循環になります。CCBはこの解決策をして合併を選択したということです。
by Ryou
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